妙鉢の紐の取り付けです。
正絹(正絹かぶせ)朱色の紐で房が付きます。

黒いヘタと朱色の紐を 皮紐でくくりつけ 皮紐が抜けないように
結び目を大きくします。

あとは、手の大きさにあわせて調整して完成です。
写真の妙鉢の大きさは七寸で重目品になります。
重目?重目とは、重さのことを言いますが…
↓↓↓
現在、弊社のラインアップとして
量産品の 中目、重目
手打ち品で 大与、特上、栄龍 等 数種あります。
作り方は違えど、昔から大体の標準目方というものがあって
それに準ずるように製作しております。
退職した大先輩から聞いた話では
その昔、材料が貴重とされ 手間賃より大事にされていた時代
今でいう重目が標準とされていたそうです。
妙鉢の重さは 「一尺で一双が一貫目」
一双=4枚 なので 一枚あたり 約937g となります。
この基準で、一尺を作っていたそうです。
で、当時価格を下げるために 考えたのが 手間は省けないので
材料を薄くしようということで 重さを重目の7掛けとしたのが
中目 の始まりとのこと…
価格を抑えるための工夫だったようです。
今もその名残のまま製作しておりますが
現在は、材料も豊富に手に入るので 標準目方よりは 1割 程度
重くなっています。
よく、手打ち品は もっと重いんやろ! と聞かれますが
量産品も手打ち品も そう変わりません。
やはり標準目方を意識して作っております。
中目、重目以外にも各種、取り扱いがございます。
お気軽にお問合せください。
ご用命、お問い合わせは お問い合わせフォーム より
お願いいたします。
最近のコメント